あなたの悩みも、スピリチュアルも、摩訶不思議な現象も、科学的に説明できるとしたら?
世界はシンプルに、”電気信号”で動いている。

あまりにシンプルなこの言葉に、多くの方はすぐには受け入れられないでしょう。
その上、スピリチュアルなどと組み合わせると懐疑心しか生まれませんね。
しかし筆者はこのシンプルな考えに至ってから、世界の仕組みや自身の悩みも不思議な実体験さえも、理論的に俯瞰で一歩引いて見れるようになりました。
自身が独り悩み苦しんでいたことをシェアすることで、つい考えこみすぎてしまう方に「シンプルな思考力」になるきっかけになりましたら幸いです。
すべては、脳が電気信号で動いているからこそ

脳がニューロン(神経細胞)からインパルス(電気信号)が流れることで情報が伝えられる仕組みであることは、学校で習った方も多いのではないでしょうか。
脳=コンピューターと比喩されることも多いですが、お手元のスマホもパソコンも、ハードだけあってもどうにもなりません。動くのはシステムを電気信号で情報を伝達しているからですね。
目に見えないものであっても、同じことです。
Wi-Fi(電気信号)等であらゆる物が繋げられ、現代の人々は意識せず生活に溶け込んでいます。
この「世界は電気信号で動いている」とシンプルに物事を捉えられるようになってから、これもじゃないか?あれもじゃないか?と点と点が繋がり、深堀りし調べていくと分野はそれぞれ違っても、科学的に「電気信号」で説明できる物事だらけでした。
生き物はなぜ”動く”のか

そしてそれは、分かりやすい機械に限った話ではありません。
前述のとおり、脳は電気信号で動いています。
しかしながら、脳が絶対に必要というわけではなく、伝えれる細胞等があれば脳がない生き物や植物でさえも、電気信号で動いているのです。
残暑になると近所の海でも浮遊している身近なクラゲは、脳がないのに動いているのは。
植物たちが環境に適応して成長するのは、そして肉食植物の仕組みとは。
動かない植物も、電気信号で動いている

動く植物としてパッと思い浮かべるのが、食虫植物のハエトリソウ(ハエトリグサ)ではないでしょうか。
どんな仕組みで動いているのか、有名なダーウィンにも不思議に思われた植物です。
東北大学大学院 理学研究科、上田 実 教授の参考記事を見ると、
捕虫葉と呼ばれる葉の部分には、刺激を感知する3対の感覚毛があり、虫が30秒以内に2回触れると、一瞬のうちに葉を閉じて捕らえます。(中略)回数と時間を、ハエトリソウはどのように“記憶”しているのでしょう。
感覚毛に触れると活動電位と呼ばれる電気が発生し、その電気信号がこの動きを引き起こす(中略)2種類の生理活性物質が関わっていることもわかってきました。しかも、1回の刺激で分泌される量では十分ではなく、30秒以内に2回目の刺激を受けると必要量に達して電気が流れるというのです。
こうした植物が動く仕組みは電気信号であることをご説明されています。
直観的なものも、科学的なのである。

(あ、この人とは波長が合いそうだな)
人なら誰しも1度は感じたことがあるでしょう。
直感的な何かだけど、世の中の大半の人が体験しているのって不思議に思いませんか?
そしてそれは案外バカにできず、当たりますよね。
こういった感覚的なもの、スピリチュアルや摩訶不思議な現象も「世界はシンプルに電気信号でできている」と理解した瞬間、ストンと数々の実体験が論理的に説明がついていきました。
そしてそれは深く調べれば調べるほど、確信に変わっていきます。
感覚的な話やスピリチュアルな話は広げるにも胡散臭くも感じる方も増えるでしょうし、自分自身でもそれまでは単なる精神疾患と受け入れていました。
ところが、もし肌感覚のそれが説明できるとしたら―――?
あなたの悩みも、脳からくるものならば

あなたの悩みは、なんですか?
それぞれ独立した悩みだと抱え込んでいたものが、実は原因が1つだったりするかもしれません。
音が聞こえてるのに言葉が分からない、共感力が高すぎて体にも影響が及ぶエンパス。
ドーパミン由来の幻覚や妄想。
発達障害や神経発達症、精神疾患などからくる副次的な悩みも含めて、脳由来であるかもしれないと心が軽くなるかもしれません。
身体的な目が見えにくい、麻痺があり体が動かしにくい、耳が聞こえないなどのお悩みは、最新テクノロジーによって解決するかもしれません。
そしてそれはそう遠くない未来まで、今来ています。
考えたことがAIを通じて伝わるBMI技術

AIの進化によって、世の中は様々なことが変化してきています。
その中でも今、筆者が注目しているのが「BMI技術」です。
医療分野ではすでに実用化され始めていて、脳波(電気信号)×AIを組み合わせて、人工内耳や人工網膜、リハビリ支援ロボットなど、目の見えない人、耳の聞こえない人、体を動かせなかった人など、新しい景色や人生を歩める可能性を秘めた魅力的な技術です。
更には、エンタメや人手不足で悩まされている一次産業など、各分野で活用を期待され、国家レベルで世界のBMI市場は基礎研究に投資され始めており、国内でも研究が進んでいます。
物事を電気信号に換えることができれば、理論上どんな場所からでも発信受信が可能
このBMIこそが、シンプルな思考の構造に至ったキッカケです。
BMI技術で世界はどう変わっていくのでしょうか。そしてその応用とは―――?